魅惑の、一人オーセンティックバーデビュー【前編】〜ウイスキーで美意識を養う

一人飲みは楽しい!

こんにちは。

私、お酒がすごく好きです。
日本酒もワインも焼酎も果実酒も、何でも嗜みます。(※詳しいわけではない)

家で飲むより酒場が好き。そして、一人飲みが大好き。

複数人で飲み食いするのも楽しくて好きなのですが、
社会人になってから「行きつけのバーや居酒屋で一人愉しむ上質な時間」というものに激しく憧れを抱くようになり。
今では色々な店におひとり様で入れるようになりました。

そして、先日。
焦がれていたオーセンティックバーにて、ついに一人カウンターデビューいたしました!
さらに翌週、即再訪してしまいました…!

興味はあっても一人でバーに行くのには二の足を踏んでしまう方も多くいらっしゃるのではないかと思うのですが、とてもおすすめです。

立て続けに2回訪れるほどに楽しかったし、翌日の身体もすごく軽かった!
感じたこと、教わったことなど、バーの魅力をメモしておこうと思います。

(長くなりすぎたので前後編に分けます。
前編はバーの美しさについて。後編は初心者のウイスキー入門にふさわしいお酒の銘柄など)

魅惑の、一人オーセンティックバーデビュー【後編】〜初心者とシングルモルトウイスキー初めて一人で行ったオーセンティックバー。 素敵なマスターがウイスキー初心者にもわかりやすく、おすすめのお酒や飲み方の作法を教えてくださいました。...
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女性一人でオーセンティックバーに行ってみたかった理由

オーセンティック=本物の。正統的、伝統的な。

普段行くお店とは少し趣の異なる暗めの照明。
外装・内装の重厚感。
正装のマスター。

多くのお店で一人酒をキメてきてそれなりに度胸がついたと思ってはいますが、こういったバーは自分の中での言わばラスボス。なんだか入りづらかったのです…

でも、絶対に一人で行ってみたかった。
なぜなら、まず単純に「風格の感じられる伝統的なバーのカウンターで一人ウイスキーを飲む女性」という画がめっちゃかっこいいからです。

それと、色んなお酒を飲むけれどウイスキーだけは飲み方がいまいちわからずすぐに酔っ払ってしまう…
という小さな悩みがあったため、しっかりとした熟練のマスターがいるお店で、ちゃんとした飲み方を教わりたかった。
今回行ったお店は地元のお酒仲間からの信頼も厚く、オーセンティックバーデビューを飾るには間違いがないだろう、と。

結果、超大正解でした。
居心地が良すぎた。ちょっとした小手調べのつもりが、気づけば3時間以上居座ってしまっていたほどに。そして2週連続で行くほどに…

godfather

信頼できるお店を選び、身を委ねる

「こういうバーではどのように振舞えばいいのか?」
「何をオーダーすればいいのか?」
「そもそもウイスキーとかカクテルとか全然詳しくないけど、一人で入っていいのかな?」

色々と不安や緊張もありましたが、まずは、背筋を伸ばして堂々と振る舞うことを意識。
そして、変にカッコつけたり知ったかぶったりせず
「一人でこういう雰囲気のバーに来るのは初めて。色々知りたい」とマスターにお伝えしました。

オーセンティックバーに限ったことではありませんが、きちんとした態度で接すると、たいていのお店のスタッフさんは快く作法を教えてくださいます。
謙虚さ、姿勢、大事。

また、初めて来た一人客には特に気を配ってくださるお店がほとんどです。
「お口に合いますか?」と聞いてくださったり。
居合わせた他のお客さんにおかしな絡まれ方をしたら、さりげなく助けてくださったり。(それほどマナーのないお客に出くわすことはあまりありませんが)

今回伺ったお店のマスターも、落ち着いたトーンで導いてくださり、心地よい時間を提供してくださいました。
お酒の知識はもちろん、やたらと名言も飛び出すので、ついつい手帳にメモをとりまくる私。

バーのこだわりや、美しい所作を楽しむ

こちらのバーは、フードはお客さんがオーダーするのではなく、お酒との相性や好みなど考慮の上、マスターが都度提供するというスタイル。
そのチョイスや、グラス、楊枝などの小物、お手洗いにまで配慮と美意識がゆき届いていて、とても気持ちがいい。
お酒をつくるその所作や立ち居振る舞いも素敵。ずっと見ていられます。

tsumayouji
こちらの楊枝は清荒神の竹専門店で購入されたそう。
先端が上も下も尖っていて、細身。なんとも手に馴染む。
こだわりを感じます。

グラスはバカラが多いそう。
とっておきのコレクションも見せていただきました。美しい…!

glass1
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やや緊張しながら入店したものの、住宅街の中にあるという立地のせいもあってかフランクな雰囲気のお客さんが次々と訪れ、「肩の力を抜いて入ってもいいんだな」とほっとしました。
この地で数十年、愛されていることがとてもよくわかる。
良いお店はお客さんの質も良いのだなぁとしみじみ。

お客さんが手土産にと持って来られたどら焼きを、私にも振舞ってくださいました。
どら焼きとウイスキーの相性はいいのだと。

dorayaki

魅力に溢れたお店での時間はあっという間で、本当に楽しかった!
頑張って足を踏み入れてみてよかったなぁ、と心から思います。

楽しめるお酒の量やペースなどは人それぞれ。
ご自身の体調や許容量を考えながら、ゆっくり上質な時間を楽しんでいただきたいです。

提供されたお酒については、後編に続きます。
読んでくださってありがとうございます!

〈おわり〉