音楽

ライブコンサート「SHOGO Must Go On ~コロナに負けてる暇はない~」観賞。泣いた。

こんにちは。

2020年8/25、26の二日間で開催された バイオリニスト SHOGOさんのイベント「SHOGO Must Go On ~コロナに負けてる暇はない~」を観賞してきました。
会場は大阪 福島のザ・シンフォニーホール

久々の生のパフォーマンスにめちゃくちゃ感動したので、感じたことを綴っておきたいと思います。

バイオリニスト SHOGOさんについて

〈公式サイトより引用〉

梅田の地下でパフォーマンスをされているのをたまたま拝見し、一度ホールで観てみたいと思っていました。(その時は急いでいたためゆっくり見られず)
軽やかさ、躍動感。衣装も独特。
そして、「この人めっちゃ楽しそうに弾くなぁ…!」というのが一番の感想。笑顔がすごく印象的でした。

今回のライブ中に、
「通常、コンサート会場には未就学児は入場できないことが多いですが、僕のライブでは年齢制限は設けません。小さな頃から良い音楽に直に触れてほしい。お子さんが演奏中に声をあげたりしても全く気にしないでくださいね」と仰っていたのが、すごくいいなと思いました。
小さな頃から“生”を体感できる場所と機会があるのって、すごく贅沢で素敵なことだよなぁと。
そういう理念も魅力的。

「SHOGO Must Go On ~コロナに負けてる暇はない~」感想

イベントの開催経緯

元々は一年ほど前からこの日程で2daysのソロライブを予定されていたのが、コロナで中止を余儀なくされてしまい。

その後、クラウドファンディングで資金を募り、目標を上回る支援を獲得し、今回のような形での演奏会の開催が決定されました。
すごいことだ…!

会場「ザ・シンフォニーホール」の感染症対策

6/20より公演再開したザ・シンフォニーホール。

先端の技術を誇る照明・音響システム。
クラシック音楽にはもっとも良いとされる「残響2秒」の実現のためにこだわりぬかれたホールは30余年の間、多くのアーティストに愛されてきました。
客席がステージを囲むアリーナシアター形式のホールは、どこの席からでも、豊かな響きを体感することができます。
(画像・説明文:公式サイトより引用)

いろんな会場でライブやコンサートを鑑賞してきましたが、
やはりシンフォニーホールは音が素晴らしい。

公演再開にあたって、コロナウイルス感染症対策を徹底。

入場前には検温。大阪コロナ追跡システムへの協力呼びかけ。
館内のカフェや売店なども閉鎖され、観覧席も舞台側中心に半分以上が使用不可。
公演中は「ブラボー」など大声禁止。その他諸々。

拍手のみでのリアクション推奨というのはなかなかにさみしいことですが、これもお客さんや演者さん、スタッフさんの安全を確保するため。
皆の安心のために行き届いた配慮がなされていて、とても信頼できると思いました。

Day1 8/25 Classic Must Go On

17:00~ 1部 オペラコンサート

バリトン 今井俊輔さんと、ピアノ伴奏 濱野基行さんのオペラ。
計12曲の演奏で、内2曲はSHOGOさんもコラボされていました。

張りのあるのびやかな歌声に惚れ惚れ。声と音に、心地よく身体が揺らされる。
「サンタ・ルチア」や「カタリ・カタリ」などイタリアの曲を多く歌っていらして、行ったことないのにあたたかな情景が浮かぶようでした。
イタリア行ってみたい!
トークもお上手!

19:00~ 2部 室内オーケストラコンサート

指揮者 守山俊吾さん×アルシス室内オーケストラの皆さん。
そして、1~2曲ごとにメインとなる演奏者さんをお迎えする、という形での計13曲の演奏でした。

 バイオリン:SHOGOさん、藤盛祐輔さん、徳田雅子さん
 クラリネット:高松裕亮さん
 フルート:谷村和美さん
 サックス:野島レナさん
 ピアノ:吉田衣里さん、村上祥子さん、古新薫さん
 ソプラノ:栂千晶さん、阪口楓さん

やっぱりオーケストラはいいなぁ~~!
クラシックの知識などないのですが、重なりときらめきがものすごい。
美しい音に身を任せる、贅沢な時間。

昔から、コンサートで音を浴びていると、なぜか不意にいろんなことが想起されるのですよね。
完全に忘れていて、普段なら思い起こさないようなことが急に頭に浮かんでくる。
なんなのでしょうかこの現象…音楽が脳に働きかけて特殊な反応をしているということ?

(気になって少し調べてみると、音楽と記憶の関係性についてはたくさん研究がなされているようですね。
もっと深く調べたい!)

指揮者さんがぴょんぴょん跳ねてらしたのが素敵でした!

最後にゲストさんが並んで挨拶されたとき、めちゃくちゃ感極まって泣いてしまいました……

1部2部通してですが、演者さん皆さんがとにかく
「舞台上で、観客の前で演奏できる喜び」に満ちていて、キラキラ輝いているように見えました。
久々のコンサート。そりゃ嬉しいよなぁ…。

そして、コロナへの配慮から、舞台上で握手ではなく拳を合わせて挨拶してらしたのもよかった!
制限のある中でも、希望や輝きを見せてくれる。本当に素敵でした!

Day2 8/26 Entertainment Must Go On

2日目は仕事終わりで向かったため、19時~のSHOGOさんのソロライブのみ観賞。
最初から観たかったなぁ……(以下、観てない部分は概要のみ記載します)

16:00~ オペラユニット Crescente(クレッシェンテ)

ソプラノ:森谷真理さん
バリトン:今井俊輔さん
テノール:宮里直樹さん
ピアノ:多田聡子さん
のユニット、クレッシェンテ。計6曲演奏。

16:45~ シンガー acane

東京を中心に活躍するソロシンガーacaneさん。
計5曲演奏。内2曲SHOGOさんコラボ。

17:15~ ピアニカ ミッチュリー

ピアニカ奏者ミッチュリーさんと、サポートメンバーのギター高田亮介さん、ドラムSEAIさん。
「アンパンマンのマーチ」「ムーンライト伝説」などポピュラーな楽曲をアレンジして計5曲演奏。内1曲SHOGOさんコラボ。

18:00~ 大衆演劇俳優 神山大和

Gacktや萩本欽一などと共演する大衆演劇俳優 神山大和さん。
計5曲。内2曲SHOGOさんコラボ。

19:00~ SHOGO SOLO CONCERT

ここから観賞!

サポートメンバー
 バイオリン:宮田晴奈さん、松山真以子さん
 ヴィオラ:安田つぐみさん
 チェロ:来住姫乃さん
 コントラバス:梶山伊織さん
 ピアノ:オオタジュンヤさん
 ギター:森祐輔さん
 パーカッション:深澤学さん

計13曲、アンコール2曲。
途中休憩中には、舞踊が披露されました。
(めっちゃ綺麗やけどどなた…?)と思いながら観ていたのですが、18時~出演されていた神山大和さんなのかな?コミカルな部分もあって素敵でした!

8/26はSHOGOさんのお誕生日だったそうで、サプライズでのお祝いもあり。
突き抜けるような明るく爽やかな曲、
力強く響いてくる曲…
オリジナル曲もアレンジ曲も勢いあってあっという間でした!

「コロナでいろいろとストレスもたまるし、このコンサートの開催についても賛否両論あった。『コロナに負けてる暇はない』と銘打って企画したものの、今までとはやはり違って…コロナの影響の大きさを改めて痛感している。
でも、それでも止まっていてはいけない、これからも少年おじさん、動き続けます!」
と仰っていて、こちらも胸が熱くなりました…!

アンコールでは完全新曲をご披露。
タイトルは未定だそうで、候補を募っておられました。どんなタイトルに決定するのか楽しみです!

まとめ:アート・芸術というジャンルの偉大さ

1日目、オーケストラの指揮者 守山 俊吾さんが
「皆様今日は来てくださって本当にありがとうございます。
観に来ていただける方がいるからイベントが開催され、私たちは演奏できるのです。
コロナが感染拡大し、何ヶ月にもわたって演奏会ができなくなってしまった。
今日は本当に久々に舞台で演奏ができているのがとても嬉しい。
上質な音のシャワーを全身に浴びて、音のごちそうをたっぷりと楽しんでください」
という挨拶をなさっていました。

オペラの今井俊輔さんも、前述のSHOGOさんも
「観に来てくれる人がいる」ことについて熱く語っておられました。

昨今では、配信などあらゆる方法でリスナーのもとに音楽や映像などが届けられるようになり、もちろん情勢などによって臨機応変に手段や動き方を考えなくてはいけないのですが、
「やはり目の前で観客の顔や反応を見られる」ということは格別なのであり、ダイレクトに演者さんのチカラになるんだよなぁ…と改めて実感させられました。

アーティストの方々やスタッフの皆さん、
突然の活動中止を余儀なくされ、未だコロナ禍の収束は見えず、悔しい思いをたくさんされてきただろう。

それでも動きを止めず、前を向く。
その魂、その強い想いが観客である私たちにもビシビシと伝わり、たくさん元気をもらいました。すごく眩しかった。

何より、生の演奏は本当に美しくて力強くて素晴らしくて、久々に胸が躍りました!!
2日間とも、トータルで5時間近くのパフォーマンス(途中休憩あり)。
本当にいいもん見た…!

ままならないことがたくさんありますが、この素敵な時間を糧にいろいろとがんばろう、とシンプルに感動しました。

音楽や芸術、エンタメに日々助けられています。
これからも応援していきます!!

以上です、読んでいただきありがとうございます!

〈おわり〉