こんにちは。
先日公開した産院選びの記事の続きです。

迷いに迷い、大阪 天王寺エリアの数ある分娩施設から「大阪赤十字病院」「聖バルナバ病院」の2つに選択肢を絞りました。
迷走しまくりどちらの病院にも実際に診察を受けに行ったので、そちらを踏まえた感想やそれぞれの特徴などをまとめ、比較してみたいと思います。
「大阪赤十字病院」「聖バルナバ病院」各院の特徴・比較
大阪赤十字病院

大阪赤十字病院(おおさかせきじゅうじびょういん)は、日本赤十字社大阪府支部が設置する大阪市天王寺区にある病院。
救命救急センターを有し、地域周産期母子医療センターに指定された三次救急医療機関である。大規模災害発生時には、災害派遣医療チーム(DMAT)を全国各地に出動させる大阪DMATの指定医療機関でもある。集中治療室(ICU)・心臓血管疾患集中治療室(CCU) 12床、新生児特定集中治療室(NICU)・新生児治療回復室(GCU)12床、脳卒中集中治療室(SCU)3床を備える。
wikipediaより引用
各線鶴橋駅、近鉄大阪上本町駅、地下鉄谷町九丁目駅が最寄り駅。
写真の通り、とても大きな総合病院です。
診察を受けての感想
一度診察で伺いましたが、院内も広々、綺麗。
お医者さんも看護師さん、助産師さんも皆さん感じが良かったです。
ただ、電話で分娩予約可能かを問い合わせた際に
「今週中に診察を受けに来てもらわないとベッドが確保できるかどうかわからない。この電話で確実に用意できるというお約束はできない」というご返事だったので慌てて診察に行きましたが、診察当日は「あ、全然空いてるので大丈夫ですよ〜」と言われ「ん???」となりました…
また、助産師さんがいろんな説明をしてくださったけれど「コロナで緊急事態」ということであまり新規分娩予約を歓迎している、という雰囲気ではなかったかな〜という印象。
「この状況下なので、立ち会い・面会など色々制限がありこちらとしてもちょっと申し訳ない状況なんですけど…近所の別の産院なら立ち会い受け入れられてますよ」とやんわりそちらを勧められた感じ。
コロナ患者の受け入れもされている大きな病院なので、スタッフさん側も色々大変なんだろうなぁ…
産院として選ぶ際のメリット、デメリット
私が実際に病院でお話を伺った上で、「いいな」と思った点と「う〜ん…」となった点はそれぞれ以下の通り。
- スタッフ数、ベッド数が多い
- 産婦人科だけでなく様々な診療科があるため、産婦人科系以外の持病や疾患があった場合も迅速に各科連携の上で対応可能
- 集中治療室(ICU)や新生児特定集中治療室(NICU)、新生児治療回復室(GCU)も備わっているため、安心感がある
- LDR室あり※
- 出産・入院費用は、時間外料金など含めたとしてもだいたい50万前後でおさまる、ということで比較的安価
- 基本的に個室入院。シャワー付き
- 院内に売店やレストランなど併設
※LDR室…Labor(陣痛)、Delivery(分娩)、Recovery(回復)までを同じ部屋で行うことができる。
陣痛室から分娩室までの移動がなく体への負担が少ない、 個室のため周囲を気にすることなく過ごせる、などのメリットが。
- 無痛分娩は非対応
- 3D、4Dのエコーは非対応
- 大きな病院で人も多いため、今の時期はコロナが心配…?
- 母乳育児推進のため、産後バタバタ忙しくなるのかな?
- 各種教室は最低限のもののみ
- 立ち会い・面会一切禁止
- 万一産婦がコロナに感染した場合、帝王切開になる
- コロナ対策で、産後のスタッフの巡回は普段よりも少なめになる
といったところででしょうか。
「立ち会い禁止」が非常に残念ではあるのですが、その他の面ではやはり総合病院は心強いなぁと。
連携体制や設備が整っていると、安心してお産に臨めそうだなと思いました。
聖バルナバ病院

公益財団法人聖バルナバ病院(こうえきざいだんほうじんせいバルナバびょういん)は、大阪府大阪市天王寺区にある病院である。病院名はキリスト教の聖バルナバにちなんでおり、日本聖公会最古の病院でもある。
古くから産婦人科や小児科など母子の医療に力を入れており、年間の分娩数は1,000件を超える。
wikipediaより引用
各線鶴橋駅、近鉄大阪上本町駅、地下鉄谷町九丁目駅が最寄り駅。
歴史の古い名門施設として、大阪では有名なようです。
診察を受けての感想

こちらも実際に診察に伺いました。
5階建の大きな施設で、1階にはチャペルもあり、厳かな雰囲気。
スタッフさんがたくさんいらっしゃり、技師さん、お医者さん、助産師さん、薬剤師さん…と皆さんそれぞれ細やかに話を聞いてくださいました。
4Dエコー撮影後、DVDに焼いて持ち帰らせてくれます。(音声が入っていないので家で観ると若干シュールではある…)
赤子は撮影中終始お顔を隠していたので顔立ちはわかりませんでしたが、技師さんがタイミングをずらして何度も顔を写そうと試みてくださったのがありがたかったです。
通常であれば実地でマザークラスを受講しなければいけませんが、コロナ禍のため現在は受講内容のDVD貸出にて対応。
コロナ対策として面会は不可ですが、立ち会いは一名まではOK。
総合病院に比べアットホームでサービス面が充実している印象でした。
産院として選ぶ際のメリット、デメリット
- 和痛分娩対応
- 各最寄り駅からの送迎バスあり
- スタッフ数、ベッド数が多い
- 助産師を中心とした、きめ細かい保健相談が行われいる
- マタニティヨガ、マザークラスなど各種教室が充実
- すべてのお産をLDR室で行なっている
- 食事が美味しい(料理上手なお母さんの、栄養たっぷりのおうちごはん、という感じ)
- 産後にはエステのサービスあり
- 大部屋、個室、特別室があるが、大部屋でも占有スペースがかなり広い
- コロナ禍でも一名までは立ち会いOK
- 小児科があり、託児所もある
- 万一バルナバで対応できないお産となった場合は近隣の総合病院との連携体系がある(日赤、愛染橋病院、淀川キリスト教病院)
- 分娩費用がちょっとお高め
(普通分娩・4人部屋で最低約53万〜、個室約59万〜。時間外分娩、計画分娩で出産前から入院する場合などはさらに高くなる) - 4人部屋はトイレ・シャワーなし。個室もシャワーなし
- 和痛分娩には対応しているが、週に4人までという受け入れ制限あり。
妊娠23週6日までに希望を申し出て、26週頃にTELにて予約(先着順) - 普段は各種教室が充実していたり妊産婦同士の交流を図れるイベントなどもあるが、現在コロナでほぼ休止
NICU? 立ち会い?
現在、両院ともに分娩予約中
どちらの病院でも実際に診察を受けてみて、雰囲気/スタッフさんらの技術/設備など、諸々高い水準にあると感じました。
それを踏まえ、私個人の希望条件に照らして検討すると、結局のところは以下のどちらをとるかかなと。
高齢初産なので、NICUもあり産婦人科以外の各科との連携もスムーズな総合病院がいい。費用も安く抑えたい
→日赤!
多少費用が高くついても、とにかく夫に立ち会ってほしい
→バルナバ!
最後は「NICU」か「立ち会い」のどちらをとるかで悩むことに。
無痛(和痛)分娩もすごくすごく魅力的なのでまだ迷うところではありますが、バルナバにて「自然分娩の痛みが10とすると、和痛で8くらいまでは抑えられる」という説明を受け、「8…かぁ……」と。個人差あるでしょうが…
「なんとか自然分娩で頑張ってみようかな」と今は思っています。
現時点ではどちらの病院にも分娩予約をとっている状態です。
(未だ決めかねているということを説明し、病院側の了承も得ています。こんな優柔不断を受け入れてくださってありがたい!)
私の場合は夫が立ち会いを強く希望しているので、結果的にはバルナバに落ち着きそう。
まとめ:口コミに翻弄されない。情報に溺れない
今回、実際に足を運んでみて感じたのは、
「どちらも綺麗で雰囲気もいいし、口コミを見て心配していたようなことはおそらくなさそうだな」ということ。
産院を選ぶにあたって、
googleマップの口コミをはじめ、「caloo」などの病院口コミサイト、「ママリ」「ウィメンズパーク」などの妊娠出産系コミュニティサイト、etc……
たくさんの口コミをしらみつぶしに見まくりましたが、かなり辛辣な意見もちらほら。
もちろんデマではないだろうし、本当におかしな対応を受けた方もいらっしゃるのだろうと思います。
「もしこんな内情なのならお世話になりたくない…けどどの産院の口コミを見ても必ず悪い意見がある…」ということで不安もありましたが、やはり自分で受診して体感してみないとわからないことが多いなぁと。
自身と病院スタッフさんらとの相性もあるでしょうし。
(まだそれぞれ一度受診したのみなので、今後色々印象が変わってくるかもしれませんが)
とにかく私は「一生に一度あるかないかの出産で、絶対に嫌な思いはしたくない…!!!」という思いが強すぎて情報を集めに集めた結果、混乱し迷走しまくってしまったので、口コミはありがたく参考にさせていただきつつも、流されすぎないことが肝要だなと改めて認識しました。
コロナで世界全体が落ち着かない中、妊娠出産にあたりどこで産むのか迷われる方も多いかと思いますが、どうか皆様ご無事で安心できるお産となりますように。
以上です、お読みくださりありがとうございました!
〈おわり〉